本題で、私の師匠の畠山さんの教えです。
1.天界が望む生き方は、すべてを天界にお任せする生き方を実践すること。すべてを天界にお任せするとは、運命を天界にお任せして、”何もしない”ことです。
2.天界が一番評価するのは、常に自分のまわりで起こったことに対して、すべては自分に原因があり、相手と自分の心を検証し、反省して気づきを深め、自分の心と向き合い内観し続ける姿勢。
この教えの前提として、苦しみは神様からのプレゼントであることと、全ては、その人を気づかせるために、必然的に起こるということ。
人生でどんなに困難なことがあっても、他人に傷つけられても、”何もしない” とは、相手に危害を加えたり、攻撃したりすることもなく、悪い感情を抱くこともない状態を指すそうです。
ただ、ひたすら自分に落ち度が無かったかどうかを内観して、自分を常に正していく姿勢は、動じない強い自分を作ることに繋がります。
これに関して、お釈迦様と弟子の一人のアングリマーラという殺人鬼との出会いの話にヒントがある。
アングリマーラは99人殺し、100人目に道端であったのがお釈迦様でした。
殺そうと切りつけようとするアングリマーラに、お釈迦様は言った。
私は決して動いていない。生きとし行けるものに対する害心を捨てて停まっている。
動いているのは、そなたの方なのだよ。
害心に目がくらみ動転して停まれないでいるのは、そなたの方なのだよ。
その言葉を聞いたアングリマーラは、晴天の霹靂のようにアングリマーラを打ちのめし、私を救ってくださいと弟子になった。
人間釈迦この場面は、5の最後の方で見れます。
お釈迦様のように、一般人レベルでは、動じず諭す言葉をかけることは出来なくても、”何もしない”ということは、誰でもできる。
また、尊敬する自分のおばあちゃんの話をすると、爺ちゃんは、若い頃から酒乱でマサカリを振り回して、おばあちゃんに暴力を振るっていたが、おばあちゃんは逃げはするけど、何もしなかったそうです。
何もしないで動じないとは、同時に相手に取っては、”のれんに腕押し”状態にして、動じないのであれば、同じことをする意味もなさなく、同時に考える余地を与え、会心させるきっかけを作る。
最近まで、七転八起の苦しみを味わっていたのだが、相手には自分は、何もせず、内観をして自分の心と向き合う日々を過ごして、動じない心を身につけた。
そんな気づきがあって、このブログにも何もしないことの重要性が書いてあり、腑に落ちた。
和尚が説く、「カルマを完全に消滅させる方法」とは?
一生味わえない苦しみに耐えた結果、この教えの深さに、気づきを深めることが出来たことが、非常に嬉しかった。
自分の人生は完璧に進んでいることの巧妙な仕掛けには、いつも驚き、感謝に変わる。
0 件のコメント:
コメントを投稿